ワーママで転職ってどんな感じ?子持ち転職を果たした体験談
私は何回か転職しているのですが、長男が1歳半(保育園の0歳児クラス)のときに転職をしました。
今日はその時のことを書きたいと思います。
今後のキャリア・働き方についてモヤモヤしているあなたの参考になれば。
【もくじ】
- 1.ワーキングマザー1年生で転職をしようと思った理由
- 2.ワーママの転職活動も基本は通常と同じだがポイントを押さえておくことが重要
- 3.応募先企業の反応は意外と良かった
- 4.実際に転職して良かった点・悪かった点
- 5.まとめ
1.ワーキングマザー1年生で転職をしようと思った理由
私が転職しようと思ったのはアサインされた業務に興味が持てなかったから。
このままだと思い描いていたキャリアとは異なる道へ進んでいくことになるだろうと思ったことがきっかけです。
「興味が持てなかったから」なんて安易な理由だ、と思われてしまうかもしれない。
けれど、毎日会社に行ってその業務をやることが苦痛で仕方がなかったんです。
残業もほぼなく、それなりの給与ももらえて、自宅からも比較的近い職場だったので条件的には良い会社でした。
ただ、このままアサインされた業務をやり続けたら自分のコアスキルが無い何でも屋になるだろうということが予測できて、このままではいけない、と転職を決意しました。
余談ですが、転職先が決まったときに上司に退職を申し出たら「業務内容に不満があるなら相談してほしかった」と言われました。
私は「上司に相談する」という選択肢を思いつかなかったのですが、もし今あなたが業務内容に不満を抱えているならば上司に相談してみるのも一つかもしれません。
2.ワーママの転職活動も基本は通常と同じだがポイントを押さえておくことが重要
ワーキングマザーの転職も基本は「応募したい求人に履歴書・職務経歴書を提出し、書類選考が通過したら面接を受ける」という通常の(?)転職活動の流れと変わりません。
意識して行ったのは下記4つのポイント
・転職で実現したい事を必須要件と尚可要件に分ける
絶対に外せない要件と「満たせたらいいな~」というレベルの尚可要件を分けました。
私の場合は必須は「仕事内容」、尚可は「給料アップ」「勤務地近い」でした。
(結局、必須は満たせたけれど尚可はどちらも満たせませんでした。。)
・家族(夫)に転職について話しておく
転職するとやはり最初は仕事にやや比重を置くことになると思います。
新しい仕事を覚えなくてはならないし、新しい上司・同僚から信頼を勝ち得なくてはいけないですし。
そんな時、夫の理解・サポートは超重要。
自分がどう考えていて、なぜ転職したいのか、家事・育児はどうやって行くつもりかなどをすべて夫に話しました。
「夫はわかっていてくれるだろう」というのは自分の甘えでしかなくて、相手に理解をしてほしければ言葉にして伝えないといけません。
・人材紹介会社を活用する
転職活動を効率的に進めるために人材紹介会社を利用しました。
人材紹介会社にやってもらったのは主に下記。自分の工数が減って助かりました。
- 転職活動に避ける時間が限られているので自分の希望に合った求人をピックアップしてもらう
- 応募時に企業側へ小さい子供がいることや残業に制限があることなどを伝えてもらう
- 面接の結果・フィードバックの詳細を企業にヒアリングしてもらう(自分の改善点を見つけ、今後の面接に活かすため)
複数の人材紹介会社を使用すると自分の手間が増えるので、メイン1社、サブ1社に絞りました。
私が以前転職活動した際(ワーママ転職する前の話です)、結構複数の人材紹介会社を利用したこと、私自身が国内大手人材紹介会社に勤務していたことから各紹介会社ごとの特徴を把握していたので、ワーママ転職時は下記2社に登録しました。
求人数が多く、マイページで自分でも探して応募できるので利用しました。
担当いただいたアドバイザーの方もワーママでこちらの状況も理解していただけて、人材紹介会社にありがちな「たくさん応募しろ」的圧力はなかったです。
こちらは、求人数はそこまで多くない印象ですが、一つ一つの求人を担当者がしっかり理解して求人のバックグラウンドまで説明していただけました。
ここまで読んで「あれ?ワーママ転職なら『女の転職』とかワーキングマザーに特化したエージェント使わなかったの?」と思われたかもしれません。
使いませんでした。
理由は
・求人数が少ない
・扱っている求人が通常のエージェントとさほど変わらない
からです。
ワーママOKな企業でもワーママ特化のエージェント使うために新たに契約締結したりと手間が増えるので今まで取り引きしていたエージェントに依頼しがちです。
時短勤務可能な求人だけにしたい、とかの希望があるなら話は別ですが
フルタイムで働くなら通常のエージェントの
方が選択肢が広がると思います。
・子供がいること、残業時間の制限などをあらかじめ企業に伝えておく
転職後に自分の首を絞めないためにも書類選考応募時に「1歳半の子供がいる。夫と交代で保育園にお迎えに行くので週数日はフレキシブルに働ける」と伝えました。
もしあなたが残業は全くできない状況であれば正直に会社に伝えてよいと思います。
大切なのは無理をしないこと。
できれば企業側に伝える時は「定時で退社するけれど、〇〇で貢献できる・カバーしていく」というように前向きな言葉を添えてください。
3.応募先企業の反応は意外と良かった
何社か応募したのですが、結構書類選考通過しました。
でもやはり書類選考通過するのは外資が多く、日系企業はそこまで多くありませんでした。
そしてベンチャーは更に書類選考通過率は低かった。がっつり働いてなんぼの世界なんだろなぁ。
外資企業の面接では子持ちであることや家族についての質問はほぼされず。
やはり能力・スキルで判断されているような印象でした。
日系企業はさりげなく家庭との両立についてや子供の状況(保育園の送り迎え時間など)を聞かれました。
日系企業で面接を受けたときに面接官の方が、私が子持ちであることに対して「できる限り(定時で帰宅できるように)考慮はしたいと思うけど、、、」とつぶやくように言っていたことが印象的でした。
私としては朝早く出社するなり、仕事持ち帰って夜に家でやっても全然かまわないと思っていたのですが、相手(企業側)は気が引けてしまうのか
とはいえ、書類選考もそこそこ通過していたのでワーキングマザーに対する理解が徐々に広がっていっているように感じました。
4.実際に転職して良かった点・悪かった点
なんだか悪かった点のほうが多くなってしまったのですが、「やりたいこと」をやっているという一番重要なことを満たしているので総じて満足をしています。
良かった点
- 自分のやりたい仕事に就けた
- 会社の人間関係は前職より良かった(働きやすい!)
- 職場の人々に子育てに対する理解がある
悪かった点
- 前職より忙しくなった
- 通勤時間が長くなった
- 入社後数ヶ月間は子供が発熱しても会社が休みづらかった(誰かにとがめられたわけではありません。私が「入社したばかりなのに休むのは、、」と気にしてしまっていたからです)
5.まとめ
転職してよかったと思っています。
自分のやりたいことをやっているとやはり満足度が上がります。
もしあなたがモヤモヤしているのなら、なぜモヤモヤしているのかじっくり考えてみてください。
産休前は仕事がとても忙しくて残業時間が長くなり、夫や子供に負担をかけてしまっていたので、4月に職場復帰したら「パフォーマンスを出しつつ定時退社する」という領域にチャレンジしていこうと思います。
モヤモヤしているときは、時間をとって今後について考えてみるのもよいと思います。
自分の時間がないからモヤモヤ、イライラするということは多々あります。
優先順位をつけて、何にフォーカスするか、何をやらないかを決めるとよいかも。