育休から職場復帰、今後の働き方とキャリアについての考え方
4月に育休から職場復帰するので、ここ最近漠然と今後の働き方について思いを巡らすことが多くなってきました。
職種柄、キャリアについての相談を受けることが多いので、育休から職場復帰する際に考えておきたい今後の働き方・キャリアについてまとめました。
【もくじ】
1.そもそもなぜ働くのか
就活みたいですが、そもそもなぜ働くのか?
もちろん、生活のため、というのがあるのですが、職場復帰のタイミングは「働く」ことは自分にとってどういう意味があるのかを改めて考える良い機会になります。
なぜ働くのか?を改めて考えることで、自分自身が望む働き方が見えてくるので育休中の今のうちに少し時間をとって考えてみることをお勧めします。
2.どんな働き方をしたいか【時間編】
1日の勤務時間、育児・家事の時間はどのようなバランスを希望するかを考えます。
ひとまず、職場復帰してから1年間くらいの期間を想定して、定時できっちり帰りたい(保育園お迎えのため帰らなくてはならない)のか、残業等フレキシブルに対応していきたいのか、などを検討します。
フレキシブルに働きたいけど保育園送迎があるので時間制限がある、という方は一旦時間制限のあるタイムラインで考えてください。
3.どんな働き方をしたいか【仕事内容編】
ここでいう「仕事内容」とは、職種・職務内容ではなく、職責のほうを指しています。
こちらも職場復帰後1年間くらいの期間を想定して、責任ある仕事や裁量ある仕事をやっていきたいのか、業務負荷が軽めの仕事を希望するのか、という視点で考えてみます。
ここで希望した内容が一生続くわけではなく、しかるべきタイミングで仕事内容・働き方を変えていくことができるので、まず今自分はどうしたいのか、を大切に考えてください。
4.希望を実現するために準備をする
2,3で働く時間や仕事内容について 自分の希望をまとめたら、それを実現するために自分ができることは何かを考えます。
例えば、
- フレキシブルに働きたい方は家事代行や育児サポートの手段を考える
- 定時帰宅を想定している方は、業務効率を上げるための方法を考えたり、職場の理解を得るための方法を考える
など。
ここでよく出てくるのが「責任ある仕事をやるためには、残業もいとわず仕事をしなくてはならない」というような、勤務時間と職責ある仕事が相関関係にある、と思われている事。
これは職場によっては正しくもあるのですが、固定概念なのでやり方次第で覆せる可能性大です。
職責ある仕事で成果を出すために本当にフォーカスすべきことは何かを見極め、そこに注力していきましょう。
やらなくていい仕事は捨てる、くらいの意気込みで。
あとは上司にストレートに聞いてみてもよいと思います。
「〇〇(職責ある仕事)をやりたいけれど、勤務時間に制限があると難しいのでしょうか?」と。
時短勤務でもやりたい仕事ができるように上司が考慮してくれる可能性もあります。
たとえ上司が考慮してくれなかったとしても、自分の意思・意向を伝えられます。
上司は意外と(?)部下のことをわかっていないので自分の希望は伝えたほうが良い。
そして、伝えて失うものは何もない。
5.【サンプル例】私の場合
私も自分自身のことについて考えてみました。
私が働く理由は、、
・お金を稼いで、子供たちに良い教育を受けさせてあげたい。
・自分の能力を伸ばしたい。
・仕事を通してわくわくすること、エキサイティングな経験をし、達成感や楽しさを感じたい。
という感じです。
「お金を稼ぐ」という以外に「能力を伸ばす」「達成感を感じたい」という目的もあります。
それを踏まえると、ルーティンのみの業務は自分には向かないと思っています。
(もちろん、ルーティン業務でもプロセス改善など創意工夫をしたりできると思うのですが、私が意図する「達成感」云々とは異なるので上記のように記載しました)
やはり家族が第一ですので、時短勤務で定時できっちり帰宅します。
ただ、業務は通常勤務の社員と変わらない業務をやっていくつもりです。
かなり忙しい職場なので、
- 自分のやりたい分野の仕事をアサインしてもらうよう上司に交渉する
- 業務効率を極める(複数タスクを効率的に完了させていくプロセスを考える、など)
- 自分にタイムプレッシャーをかけて働く
などをやっていこうと考えています。
育休中のゆったりとした時間の流れから、スピード感が早い環境へ戻るので今から準備できることは進めていこうと思います。
育児・家事をしながら自分のやりたいこともやる方法を考えました。