4歳差育児ってどんな感じ?楽なのかもしれないけど、でもやっぱり難しい
我が家は4歳差兄弟。
上の子はある程度自分のことは自分でできる。着替えさせたり、ご飯を食べさせたり等のいわゆる「お世話」の面では楽なのかもしれないけれど、情緒面での対応はやっぱり気を抜けない。
そんな我が家の例をご紹介。
1.次男誕生前
次男がまだ私のおなかにいる時、長男には「おなかの次男が出てきたら、一緒に遊ぼうね」「次男が出てきても長男くんはそのままでいいんだよ」と、兄弟が出来ても何も変わらなくていい、という話をして長男を安心させるようにしていました。
その甲斐あってか、次男が生まれた時も特に赤ちゃん返りなどせず、いつも通りの様子だった長男。
次男を見ては、「かわいい~」とニコニコ。
「次男くんはにいにが一番好きみたい!」と良く言っていて、次男を受け入れてくれたんだな、と安心していました。
2.善悪が分からないから叱られない次男。叱られる長男。
長男は次男を受け入れてくれてるし、両親が次男のお世話に少し時間がとられていても長男は無言でゲームとか動画みて遊んでいるし、2人育児も予想よりは手がかからなくてよかった、なんて思っていました。
しかし、次男がハイハイやタッチで動き出すようになったころから、同じようなことをしても「叱られない次男」、「叱られる長男」という場面が多々発生するようになりました。
次男の場合は、まだ善悪の区別がつかないし、悪気があったやったわけでは無いとわかっているので、「もう、ダメでしょ」、「はい、これはおしまい」と言って親が止めさせるor取り上げる。
次男もまだそれに抵抗してくるくらいの自我が芽生えているわけでもなく、ぼーっと親を見て、また違う遊びを始める、という感じなので親もそれ以上は叱らない。
長男の場合、善悪の区別がついている=長男は「良くないことだ」とわかっていてもやっている、と親は思うので叱ります。しかも「悪いことだとわかっているのにやってしまうなんて」という思いがあるから語気・口調が強くなりがち。。
親としては「悪いことはやってはダメ。周りの人に迷惑がかかる」というのを長男に伝えるために言っているのですが、長男にしたら「なんで次男くんがやったときは起こらなかったのに、僕だけ叱られるんだ。」という気持ちになっていたんだと思います。
3.初めての〇〇。褒められる次男、褒められない長男。
4歳・5歳ともなると、大抵のことは自分でできるようになっています。だから、自分でご飯食べても、服を着替えても、それは「当たり前の事」として親も捉えてしまいます。
一方、次男はスプーンでご飯が食べられた、靴下を履こうと頑張っている(実際は靴下を足にすりつけているだけ)、そんな小さなことも成長の現れで、すべてが「初めてできたこと」。
だから親も「すごい!自分で食べられたね!」とか「靴下を履くものだってわかってるのね、すごい!」と何かにつけて褒めちぎります。
長男が次男と同じ年齢だった時も同じ対応していたのですが、、そんなことは長男にとっては関係ない。
同じことをしても次男は褒められて、なんで僕は褒められないんだ!という思いが募っていたのだと思います。
4.過保護になる必要はない。意識すべきは平等に扱うこと
ある日、長男がぽつりと「いいなぁ、次男くんは赤ちゃんだから甘えられて。」と言うのを聞いてハッとしました。いろいろ自分でできるようになっていた長男に親も甘えすぎていたのかな、と。
振り返ってみると、長男が「ママのお膝でご飯食べる」と言ってくることが多くなったり、おままごと遊びで長男が「僕は赤ちゃんね」と言って赤ちゃん役を頻繁にやっていたり。
本人の寂しさが表れていたのだと思います。
もちろん、4歳だから自分でいろいろできますし、親がちやほやしすぎたり、過保護になりすぎる必要はないと思っています。「もう自分でできるから」という考えが、次男のほうに時間を割き、長男のことを見る・向き合う時間を無意識に減らしてしまっていて、長男はそれに敏感に気づいていたのかな、と。
兄弟それぞれと向き合う時間を平等に持ち、平等に叱ることが大切なんだと思いました。
なので、次男が良くないことをしていたらちゃんと叱るようにし、長男がちょっとしたお手伝いや自分で何かをやったときには、御礼を言ったり、「〇〇をやったんだね」というように長男のことをちゃんと見ている、ということが伝わる言葉をかけるようにしました。
まだまだ、道半ばではありますが親として改善すべきところは改善し、子供と共に成長していこうと思います。
「1日30分、子供に語りかける・向き合う時間を作ること」を推奨している本。1日30分ならできそう、と思うのと、優しい口調で書かれている文章なので読むと日頃の育児ストレスでトゲトゲした心が洗われます。